「食卓×キャンドル スペシャルイベント」の現場から その3(前半)
2011/01/19
キャンドルのあかりで食事を楽しみながら、ためになるお話が聞ける
「食卓×キャンドル スペシャルイベント」が
2010年9月17日、新宿の柏木工さまのショールームで行われました。
ライティングデザイナーの長町志穂さん
フリーアナウンサーの堤信子さん
と、豪華な講師をお招きしてのお食事会。
キャンドルのあかりに彩られた空間に
参加者の皆様からは感嘆の声が。
そんなスペシャルイベントの模様を、数回に分けてご報告します。
もくじ
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「食卓×キャンドル スペシャルイベント」の現場から
その1 キャンドルのあるテーブル イベント概要とセッティング
その2 長町志穂さんに聞く 照明とキャンドルの合わせかた 前半
長町志穂さんに聞く 照明とキャンドルの合わせかた 後半
その3 堤信子さんが提案する キャンドルのあるホームパーティー 前半
堤信子さんが提案する キャンドルのあるホームパーティー 後半
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「食卓×キャンドル スペシャルイベント」の現場から その3
堤信子さんが提案する キャンドルのあるホームパーティー
第3回目は、フリーアナウンサー堤信子さんの講演内容をお届けします。
NTV「ズームイン!!SUPER」やTBS「はなまるマーケット」でおなじみの
フリーアナウンサー堤信子さん。
青山学院大学卒業後、福岡放送のアナウンサーを経てフリーに。
多忙な主婦アナウンサーでありながら、日々の生活を豊かに過ごされていて
男性にも女性にもファンの多い、堤さん。
おもてなし上手としても知られており
著書『「ありがとう」の届け方―言葉と形で伝える感謝の気持ち』の中でも
感謝の思いを伝えるプレゼントやおもてなしの心づかいを紹介されています。
そんなおもてなし上手の堤信子さんが
普段から実践されているキャンドルのあるホームパーティーを提案してくださいました。
(一部ビデオからの画像のため、不鮮明で見づらい点もありますが、ご了承ください。)
●はじめに
テーブルコーディネートが好きで、普段からいろんなアレンジを楽しんでいます。
今回は大好きなキャンドルを使って食卓のアレンジ、ということで
お月見テーブルとデザートのテーブルをご提案します。
あまりにもキャンドルが好きなので
著書『ありがとうの届け方』の中でも、キャンドルのページを作りました。
家にはキャンドル棚もあって、キャンドルをたくさん並べて置いています。
仕事でもテーブルコーディネートは役立っています。
はなまるマーケットでのお料理が写るシーンでは、
ディレクターさんたちと相談しながらお皿やクロスなどを選んでいます。
今回は季節も意識して、
「お月見テーブル」と「デザートテーブル」を作りました。
●キャンドルのいいところ
日々お料理をしていると、
「品数が少なくてさみしいな」
「彩りがいまいちだな」
「忙しくて出来合いのものでちょっと後ろめたいな」
・・・って時もありますよね?
そんな食べ物だけだと寂しいテーブルを
見事に演出してカバーしてくれるのがキャンドルなんです。
困った時のキャンドル。
テーブルが寂しいときはキャンドルで誤魔化すことができます。
●お月見テーブル
今回は「お月見」がテーマ。
まずは色を決めます。
夜空の黒、満月の黄色、秋のイメージの茶色の3色を選びました。
この3色は9~10月に使うとしっくりくる色でもあります。
3色以内に抑えるとテーブルを作りやすくなります。
そして、形。
お月見なので満月の「まる」を意識してテーブルつくってみました。
アイテムではじめに決めたのは、バスキャンドル。
丸い形と、ゆずの香りの黄色がお月様っぽいかな、と思います。
器は持っているものを有効利用したいので、
棚に眠ってしまいがちなお客様用の漆椀を使いました。
黒の漆椀に和紙の敷物を敷き、バスキャンドルを置いています。
バスキャンドルなら周りが熱くならずロウも垂れません。
漆が夜空のように見えて、お月見らしくなります。
月見団子は和風の器に入っていることが多いですが
チーズやケーキを入れるガラスドームに入れました。
ガラスドームは蓋とお皿別々に使うこともでき、ひとつあると便利です。
そして自分でも気に入っているのが、この針金のキャンドルホルダーです。
なんと、100円ショップの0.9mmの針金を使っているんです。
たまたま家に針金があって、針金を袋から びよん と出してみたところ
乱雑に広がって、「キャンドルにかぶせてみよう!」と思い立ったんです。
そうしたら、見事にはまりました。
下の黒いお皿も100円ショップで購入したものです。
大ぶりのラウンドキャンドルを飾るときは
上から下まで同じ色なので、どうしても下のほうがのっぺりしてしまいます。
こういった動きのあるものを使うと表情が出て、良いですよ。
他に眠っているもので使えるものはないか、と思いついたのがお重箱です。
写真3では、きなこあられを入れています。
直接入れると粉々になって美しくないので、器に入れてください。
その奥にあるのが「花めぐり」という和菓子のようなキャンドル。
和の雰囲気を出せて可愛いくなります。
このお月見テーブルのアクセントになっているのが、この楕円形の食器です。
これは、コンランショップで見つけたオリーブディッシュ。
土星の輪のようなイメージで素敵だなと思いました。
栗のお菓子と黒豆をいれて、 漆のスプーンを斜めにおいて。
印象的な食器を1つ取り入れるとテーブルが華やぎます。
また、グラスのコップに落ち葉や栗を入れるとおしゃれに見えます。
どこにでもあるものを使って、秋のアレンジを楽しんでみてください。
後半へ続きます>>