今月の「季節をつむぐあかりと地の酒 地の肴」

2011/03/01

三月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

三月。春を代表する魚のひとつに「ウキソメバル」がある。一般に「黒メバル」と呼ばれる、潮の早い瀬戸内ではすこぶる美味な魚だ。陸から船から一年を通して広く釣り客にも人気があるが、イカナゴの新子がでる... 続きを読む

タイラギ貝のおつくりを主役にした夕餉
2011/02/01

二月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

二月。暦の上では、冬から春へと季節が移りゆく頃。「春の気たつを以って也」(暦便覧)とされる「立春」、そのおよそ半月後には雪氷が融け始める「雨水(うすい)」を迎え、静かに、しかし着実に春の足音が近... 続きを読む

2011/01/06

1月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

<一月>一月一日が「正月(大正月)」であるのに対し、一月十五日は「小正月」。今年の豊穣・豊作を祈願する一方、松の内に忙しく働いた女性をねぎらう意味で「女正月」とも。生まれ育った郷で慣れ親しんだ料... 続きを読む

11月のキャンドル卓全景
2010/11/01

11月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

朝晩の空気がキンと張りつめる晩秋。紅や黄色のベールをまとった木々が、鮮やかなグラデーションを描きます。山肌を燃やすように覆い尽くす紅葉。それを借景にいただく一献は、至福の極みといえるでしょう。色... 続きを読む

2010/09/30

10月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

田んぼの稲がたわわに実り、黄金色に輝く頃。里では秋祭りが賑やかに催されます。無事の収穫に感謝し、神酒や神饌(米や野菜など)をいただく直会(なおらい)は、地域の民にとっては大切な懇親の場でもあった... 続きを読む

2010/09/07

9月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

陰暦の8月15日は「中秋の名月」。この日はススキやお団子、里芋などをお供えし、月を愛でる習慣があり、別名「芋名月」とも言われています。澄みわたった空には優雅に浮かぶ満月。方や食卓にはお料理と旨酒... 続きを読む

8月の膳
2010/08/04

8月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

夏深き候、先人は知恵を絞り、さまざまな形で涼を演出したものです。窓際には日よけの簾を施し、表玄関にはさっと打ち水を。そして軒先で囁くは、風鈴の音・・・。夕凪のひと時は浴衣姿で、清々しい香りの鮎や... 続きを読む

2010/07/01

7月の「季節をつむぐ あかりと地の酒・地の肴」

恋ひ恋ひて 逢う夜はこよひ 天の川 霧たちわたり あけずもあらなむ織姫と彦星が年に一度、七月七日にだけ許される逢瀬に思いを巡らせ、今宵は大切な人と杯を傾けてはいかがでしょう。たとえば、縁側には旬... 続きを読む

紫陽花や 藪を小庭の 別屋敷  芭蕉
2010/05/20

6月のキャンドル卓

初夏から本格的な夏へと移ろう六月は、梅雨の季節。雨に濡れる庭の木々を眺めながら、しっとりと過ごすひとときもいいものです。 この時期の ご馳走 といえば、木の芽だこを炊き込んだ「たこ飯」... 続きを読む

あらたふと 青葉若葉の 日の光  芭蕉
2010/05/16

5月のキャンドル卓

緑萌え、颯爽と風が駆け抜ける五月。 暦の上では夏が始まり、万物があたたかな陽光のもとすくすくと成長する季節でもあります。 そんな五月(さつき)の食のシーンを彩るのは、土の香り... 続きを読む

竹の子の 力を誰に たとふべき  凡兆
2010/04/17

4月のキャンドル卓

草木が芽吹き、あらゆるものが生き生きと躍動する四月。 二十四節季の「清明(4月5日)」ごろにはさくらが華やかに咲き乱れ、見る者の心をも躍らせます。 本格的な春の訪れを喜び囲む... 続きを読む